おせち料理の定番食材と言ったら…「黒豆」ですが、その小さな体から想像できないくらいの美容効果を持っている食材だったのです。
そんな黒豆のウレシイをご紹介します。
美容効果はこんなにも多くあったの!?食べる美容食材「黒豆」
表面の黒い皮には、アントシアニンというポリフェノールの一種である色素成分で、この成分に強い抗酸化作用があるのです。
また、黒豆には、タンパク質・炭水化物・脂質をはじめ、疲労回復効果のあるビタミン類やカリウム・カルシウム・鉄分といったミネラル類などの栄養素が、バランスよく含まれています。
エイジングケアには欠かせない抗酸化作用!
黒豆に含まれる≪アントシアニン≫は、活性酸素というお肌の老化の原因の発生を抑える効果もあり、この効果でシワやシミに効果的にアプローチすることができます。
また、アンチエイジング効果だけでなく、アレルギー症状の改善にも有効とされています。
もちろん大豆と同じウレシイがしっかり詰まってる!
黒豆は大豆と色以外の栄養素はほとんど同じです。
大豆は「畑のお肉」と呼ばれるにふさわしい食材で、豆類の中でもタンパク質を特に多く含んでいます。
また、体内で作ることができない「必須アミノ酸」をバランス良く含んでいるところもウレシイポイントです。
さらに、大豆イソフラボンは、体内で女性ホルモンと同様の働きをすることで、ホルモンのバランスを整え、更年期障害を改善します。
また、生理不順にも有効です。
【たんぱく質について…】
たんぱく質は、人間が生きていくうえで非常に重要な成分です。
三大栄養素のうちのひとつであり、健康的な生活を送るために必要不可欠なものです。
たんぱく質によって私たちの筋肉やお肌、血液などが作られているため、これが足りなくなると、筋肉量が著しく落ちたり、お肌や髪の毛がボロボロになったりします。
こうした体を作っていくうえで大切な「タンパク質」ですが、ダイエットをしている女性は特にこの「タンパク質」が不足しがちになってしまいます。
せっかくキレイな体を作るために努力しているのに、その土台である体がボロボロになってしまう危険性もあるので、注意してください。
女性にとってほんとに重要!イソフラボンも豊富♪
黒豆に含まれているポリフェノールの一つであるイソフラボンは、「大豆イソフラボン」と呼ばれ、女性ホルモンであるエストロゲンと似た構造体を持っています。
黒豆に含まれる「大豆イソフラボン」は、エストロゲンが足りないときにはエストロゲンと似た働きをしてサポートし、エストロゲンが過剰なときにはその働きを抑制するという役目を持っています。
つまり、エストロゲンが少ない人にも、またエストロゲンが多い人にも、黒豆に含まれているイソフラボンは有用なのです。
また、日常的に日本人は、大豆イソフラボンを含む大豆製品をよく食べる習慣があるため、海外に比べて乳がんの発生リスクは日本人の方が低いといわれています。
【大豆イソフラボン】はダイエット効果もある!?
大豆イソフラボンの効果の一つとして、肥満などの生活習慣病のリスクを抑制する効果があるとされています。
「黒豆とダイエット」の関係を取り上げるとき、よく目にするのが「サポニン」という単語でしょう。
これもポリフェノールの一種なのですが、脂肪の吸収を抑制して、体脂肪がつくのを予防するとされています。
また、大豆には食物繊維も含まれており、胃や腸内環境を整えてくれます。
このことから、便秘の解消に役立ち、おなかをすっきりさせてくれる効果が見込めます。
メンタルにはB1!お肌にはB2!【ビタミンB群】のチカラとは?
◎気分が乗らない悩みを改善「ビタミンB1」
ビタミンB群のなかでも疲労回復効果があるとされている「ビタミンB1」。
このビタミンB1は、補酵素と呼ばれるものを運びます。
補酵素とは、酵素が働くための手助けをするものです。
ビタミンB1は、体に入ってきた糖を燃焼させエネルギーに変えるための補酵素を運ぶことができるのです。
そして、精神状態を良好に維持してくれる効果を持っているのです。
身体の調子にどうしても左右されてしまうメンタルですが、ビタミンB1の効果で神経機能を整えてくれる働きもあるのです。
これによって、イライラしたり、集中力が欠けてしまったり、気分が乗らないなどの悩みを改善してくれる作用もあるので、しっかりと摂取していきたいですね。
◎お肌だけでなく、髪の毛や爪をきれいにしてくれるのも「ビタミンB2」
前述でビタミンB1の働きについて書いてみましたが、表面的なウレシイ効果も、もちろんあります!
黒豆に含まれるビタミンB群の中にあるビタミンB2について取り上げると、ずばりお肌にいい働きがあるのはこのビタミンB2になります。
この働きとして、粘膜や皮膚などのアンチエイジング効果を促し、正常な状態に保つ効果があります。
このビタミンB2が不足し出すと、お肌が荒れたり、口内炎ができやすくなってしまいます。
また、この冬場によくある「唇が荒れる」などの悩みも解決に導いてくれる成分なので、こちらも積極的に取っていくべき栄養素となります。
お肌のエイジングケア効果が大きな特徴ではありますが、髪の毛や爪をつややかに保つ効果もあるのです。
これは、ビタミンB2がたんぱく質の生成に関わっているからです。
たんぱく質は、肌や髪の毛、爪を構成する代表的な栄養素だといえます。
もちろんたんぱく質を多く含んだ食べ物をとることも大切ですが、ビタミンB2はこのたんぱく質の合成を助ける補酵素として働くことができるのです。
まとめ
定番の食べ方として、煮豆にすることがポピュラーですが、煮豆に含まれる栄養素はほとんどが水溶性で、調理した時に溶け出しやすいです。
このことから、煮汁に栄養素が出てしまっているので、煮汁までしっかり頂くようにしましょう。
市販されている調理住みのものを活用して、普段の料理や、サラダ・ごはん・パンの生地に混ぜたり、ケーキやアイスなどに使用したり、アレンジしてみるのも楽しいですよ!
小さい食材で、見た目は真っ黒ですが特別魅力的な「黒豆」を是非取り入れてみてください!!