サウナ…。
好きな人と苦手な人で別れますよね。
でも、サウナの効能を知ったら、やめられなくなっちゃいますよ?
サウナはサウナでも…入るサウナによって効果が違う?
・ドライサウナ
日本でサウナと言えば、このドライサウナが主流です。高温サウナとも呼ばれ、室温はだいたい80〜100度前後に設定されています。
湿度が10%と低いので、爽快に汗がかけると人気です。
短時間で高い血行促進効果があり、疲労回復、肩こり、腰痛、痩身、リフレッシュにオススメです。
・ロウリュー
フィンランド式サウナとも呼ばれ、サウナストーンに水をかけて、その熱い水蒸気を浴びるサウナです。
温度は80度以下とドライサウナより低いところが多いのですが、湿度が高いので、体感温度は上がります。
しっかり体の芯まで温まり、髪やお肌を乾燥で痛めないので潤してくれるので、女性に人気があるサウナです。
サウナストーンに掛けるのがアロマ水の場合は、アロマ効果も体に染み込むので、さらにリラックス効果が得られます。
・低温サウナ
温度が40〜60度くらいの遠赤外線サウナで、体に負担がかからず、心臓や高血圧の改善に病院の治療の一貫として使われることもあります。
低温サウナでも10分以上で体温が上がり、血行促進、機能亢進・回復効果があります。
15分程度で出れば、交感神経を激しく刺激することもなく、リラックス効果が高くなります。
・ミストサウナ
ミストサウナの温度は40度前後と低く、湿度は100%にもなります。
たっぷり潤いたい女性に大人気のサウナです。
実は温度が高いサウナより、低温サウナやミストサウナはストレス発散にもオススメです。
それは、温度が42度以下だと副交感神経が優位になるからです。
戦闘モードの交感神経はお休みし、気持ちが開放され、血管は緩んで循環が良くなります。
日頃、緊張を強いられる環境の人、心配事が多い人にオススメです。
ハマる人続出!“サウナ”に入るとお肌も生まれ変わる?
◆お肌のターンオーバーが整う◆
温度と湿度が高いサウナに入ると、お風呂に入るだけよりも血流が格段に上がり、血液循環がよくなって新陳代謝がアップします。
そのため、お肌のターンオーバーが促進され、どんどん新しいお肌へと生まれ変わっていきます。
つまり、ターンオーバーが正常化されると、メラニンを排出しやすくしてくれ、しみやくすみを改善したり、ニキビなどのお肌トラブルなども早く治ってくれるのです。
◆角質・角栓・黒ずみがスッキリ◆
サウナに入ると、血行が良くなり体温が上がり、汗をかくことによってその水分がお肌にのって、お肌自身が柔らかくなって、毛穴が開きやすくなります。
また、サウナの熱い空気によっても体が温まり、サウナ内の蒸気が水分となってお肌につくことでも、毛穴は開きやすくなります。
サウナで普段かけないような大量の汗が毛穴に詰まった皮脂や角質といった老廃物を流し出します。
皮脂や角質が落ちれば、毛穴の黒ずみや角栓もできにくくなります。
◆自律神経が整う◆
自律神経のバランスが乱れると、うつや不眠など、カラダにさまざまな悪影響をもたらします。
サウナには、この自律神経を整えてくれる効果もあるのです。
サウナで血管が拡張すると交感神経が活発になります。
その後、水風呂に入ることで血管が収縮させます。
この温冷の刺激が自律神経を正常に整え、精神を安定させてくれるのです。
ストレスから解放されたリラックスした状態は、体の調子を整えるだけではなく、ニキビを抑え、肌荒れも改善してくれることでしょう。
◆発汗作用でむくみが改善◆
サウナで汗を大量に出し、余分な水分を排泄することはむくみにも効果的です。
むくみは食生活や運動不足から体の循環が悪くなり、余分な水分が細胞間やリンパに溜まることで起こります。
サウナを継続することで運動と同じような効果が得られ、血行やリンパの流れの改善が期待できます。
◆悩みの便秘が解消◆
サウナに入ると、血流が良くなるため、胃腸の働きが活発になります。
活発になると当然お通じがよくなるので、便秘に悩んでいる人にもサウナはオススメです。
しかも便秘というのはお肌にとっても悪い為、便秘を改善する事が美肌にも通じるんですね。
◆デトックス効果で肌色アップ◆
誰もが、サウナに入ると大量の汗をかくはず。
このとき、カラダの中に溜まった老廃物も一緒に排出されています。
すると、毛穴自体も通りがよくなるので、くすみが取り除かれ、サウナ後はお肌が白くなったと感じる人も多いようです。
もちろん顔だけではなく、老廃物はカラダからも排出されます。
そのため全身のデトックス効果も期待できるでしょう。
◆免疫力をUPで細胞を再生◆
身体の細胞に熱が加わるとタンパク質が損傷するのですが、同時にヒートショックプロテイン(HSP)というタンパク質が生成されます。
HSPは熱によって損傷したタンパク質を修復する働きがあり、細胞の再生を活性化したり、免疫力を高められ、病気やお肌トラブルに強い身体になれるんです。
ただただ耐える…サウナの入り方“新常識”とは?
1.水分補給をしっかりする!
一番重要なのが、水分補給です。
サウナではたくさんの汗をかくので、最初に水分を取っておくことで脱水症状を防ぎ、気持ちのいい汗をかくことが出来ます。
ちなみに、一番のオススメはスポーツドリンクです。
なぜなら、体内の塩分濃度が再現され、人間が水分を最も効率よく吸収できるように作られている飲み物なので、汗をかくサウナ前に飲むにはピッタリなんです。
一気飲みはせず、500ml程度を複数回に分けゆっくりと飲むと、より吸収されやすくなりますよ。
2.体を洗うって入るのがマナー!
サウナに入る前には体をきちんと洗いましょう。
これは他の利用者へのエチケットでもありますが、皮脂や汚れを落としておくことで、サウナに入ったときの発汗作用が上がります。
3.いよいよサウナに入る!
サウナに入っている目安時間は10分前後です。
我慢比べではないので、無理して長く入る必要はなく、体調に合わせて入りましょう。
濡れたタオルを頭に巻くと汗が目に入るのを防げるだけでなく、のぼせにくくなりますよ。
4.かけ湯をして水風呂へ!
サウナで体が温まったら、次は水風呂で体を冷やします。
しかしその前に、必ずかけ湯をして汗を流しましょう。
いきなり水風呂に飛び込むのはマナー違反です。
また、高温のサウナから出ていきなり水風呂に入ると血圧が急激に上がるので危険な場合があるので、水風呂に入るときは、まず低めの温度のシャワーで汗を流し、手や足からゆっくり浸かりましょう。
水風呂に入ると、サウナで拡張されていた血管が収縮し、血管の伸縮性が高まるので血行が促進され、自律神経が整います。
また、熱さで広がった毛穴をキュッと引き締める効果もありますよ。
水風呂に入る目安時間は1~2分ですが、寒い場合は無理せずに出ましょう。
5.いったん休憩する!
水風呂から上がったら休憩しましょう。
体の水分が蒸発するときに湯冷めするので、水気をタオルで拭き取ってから休憩してください。
ゆっくりリラックスすれば自律神経が整い、ストレス解消効果を感じられるでしょう。
サウナではたくさん汗をかくので休憩時に水分補給をしておいてください。
「サウナ」→「水風呂」→「休憩」を繰り返す
サウナの基本的な入り方「温冷交代浴」は、「サウナ」→「水風呂」→「休憩」までを1セットとし、これを3回ほど繰り返すのが一般的です。
間違えると危険…サウナをより楽しむためのポイントとは?
→脱水症状の危険性
高温の室内に長時間いると脱水症状を引き起こす危険性があります。
さらに、脱水症状に陥ると、血液中の水分が減り、血がドロドロの状態に。
脳梗塞や心筋梗塞といった病気のリスクが高まるので、サウナを利用する前と後で、必ず水分補給をしましょう。
→サウナ前の飲酒は厳禁
また、お酒を飲んだあとにサウナで汗を流すと酔いが醒めると思っている人がいますが、その認識は全くの誤解です。
サウナに入ると血流が良くなるので、余計に酔いが回ってしまいます。
お酒はサウナから出たら楽しみましょう。
→急激な温度変化でヒートショック
サウナ最大の落とし穴がこの「ヒートショック」です。
これは急激な温度の変化がもたらす血管トラブルによって身体に害が生じるものです。
「温冷交替浴」などの熱さと冷たさを急激にきり替える入浴法は、血管の急激な伸縮によって血圧のジェットコースターが発生します。
それにより心筋梗塞や脳卒中が引き起こされる恐れがあるのです。
そこまでの重大な症状にならなくても、めまいやふらつきが発生した時はすぐに入浴を中止してくださいね。
→絶対に我慢はしない
サウナに入る時間は決まっているわけではありませんが、くに初心者は周りの人に合わせて無理しないようにしましょう。
目安時間は10分前後なので、初めて利用する人は5分以内、慣れてきた人は5~10分、かなり慣れている人は10~15分くらいを目安にしましょう。
あくまで目安なので、熱いときは無理せずに出てください。
→座る場所で温度が全然違う
サウナ内の温度はどこでも一緒ではありません。
サウナのベンチはひな壇になっている所が多く、上が高温、下が低温になっています。
上段が90度なら下段は70度というように、座る場所によって温度が違いますので、高温がいい人は上の段、初心者やストレス解消のために利用したい人は、下の段に座るようにしましょう。
まとめ
サウナが体にいいのは、なんとなーく知っていましたが…。
まさかここまでとは!!
サウナってイメージで“我慢”!って感じですが、効果的な入り方は自分が、気持ちいい!と思うタイミングで入ることです。
すると、翌日からお肌の調子がUPしてるかも…?!