恐ろしいタイトルにびっくり!
しかし、〝肌焦げ〟は決して他人事ではないんです!!
あなたもいつなるかわからない…
肌焦げの正体と改善策とは?
『肌焦げ』=『糖化』?
糖質は大切な身体のエネルギー源。
糖質がなければ頭も身体も働きません。
身体に取り込んだ「糖」は、基本的に身体のエネルギーとして 使われますが、エネルギーとして使われなかった「糖」が、体内にあるたんぱく質と 結びついて、「糖化たんぱく質」となり、体内に蓄積されることを 「糖化」といいます。
この蓄積された「糖化たんぱく質」が、身体の内側から「見た目の老化」を 進めていき、お肌を黄色っぽくくすんだように見せるので、まるで「焦げた」ようなお肌にすることから、【肌焦げ】と呼ばれるのです。
身体のエネルギーとして使う量を超えて、過剰に摂り過ぎてしまうと、体内のタンパク質と結びつき、タンパク質を劣化させてしまうのです。
この劣化したタンパク質は、【AGEs】といい、これが、身体のあちこちに溜まって、老化を加速する原因になるんです。
この『糖化』してしまったタンパク質は焦げのように茶色く硬くなり、お肌ではコラーゲンなどに絡みついて、皮膚を硬くしたり、透明感を失わせたりするのです。
〝お肌が焦げる〟ってどうなるの?
◆お肌がくすんでしまう!◆
体内のコラーゲンもたんぱく質の一種です。
糖と結びつくと肌が硬くなって、ハリや弾力が低下します。
糖化でつくられた異常たんぱく質(AGEs)はもともと黄褐色なので、そのため、お肌にたまると透明感が失われ、くすみの原因となることも知られています。
糖化がすすむと肌が黄色ぐすみになる可能性があるんです。
◆シミ・シワの悪化!◆
お肌の中での代表的なタンパク質はなんといってもコラーゲンです。
他には弾力に関わるエラスチンなどがありますが、いずれも糖化してしまうことでカチコチに固まってしまい、お肌のハリが失われます。
このように糖化タンパク質は、お肌のハリを低下させ、シワの原因を作ってしまうのです。
糖化タンパク質は、一度作られると分解されにくいため、お肌の新陳代謝を悪くするのです。
特に表皮において、糖化タンパク質がたまると、ターンオーバーが遅くなり、メラニンが排出されずにシミの原因にもつながります。
お肌の糖化を予防する方法は?
①糖化防止の食べ方
炭水化物は「糖」でできているので、食べると急激に血糖値が上がります。
先に血糖値の上昇を抑える野菜、食物繊維が多い食材、たんぱく質をとるようにしましょう。
食物繊維(野菜のおかず)→たんぱく質(肉・魚)→炭水化物の順番で食べると抗糖化ができます。
【GI値の低い食材】
豆類・緑黄色野菜・海藻類・キウイ・リンゴ・精製されていない穀物(玄米、そばなど)・肉・魚・牛乳・卵
GI(グリセミック指数)値の低い食材を食べると、急激な血糖値上昇を避けることができます。
【GI値が高い食材】
精製された白い食べ物(食パン・白米・うどん)・白砂糖・チョコレート・甘いお菓子・スイカ・じゃがいも・メロン・アルコール
GI値が高いものは食べ過ぎないように注意。
食事をするさいには、先にGI値が低いものを食べるようにしたいですね。
②適度な運動
血糖値が最も上がるのは、食後1時間。
この1時間に運動をすると血糖値を下げるのに効果的です。
理想は毎食後20〜30分のウォーキングですが、家事などの活動レベルでも十分です。
少しずつ身体を動かすだけでも結果が出ます。
③十分な睡眠
睡眠で代謝を上げることも効果的な糖化対策のひとつです。
質の良い睡眠は、お肌の代謝を整える効果があり、健やかなお肌を保つために必要なものです。
睡眠時間が6時間以下の日が続くと、お肌の代謝が悪くなってしまうので、少なくとも、6時間の睡眠時間を確保できるようにしましょう。
④紫外線対策
紫外線は、糖化の進行を早めると言われています。
夏場や晴れている日だけではなく、曇りの日やちょっとした外出をするときでも、日焼け止めを塗るなどして、紫外線対策をしっかり行うようにしましょう。
糖化してしまったお肌を改善・再生する方法は?
抗糖化作用のある美容成分をしっかり肌に与えてあげましょう。
特に、糖化によって老化してしまった肌には、ビタミンCが有効とされています。
ビタミンCには、あらゆる種類の活性酸素を消去して老化や光老化を抑制する作用に加え、糖の燃焼を促進してタンパク質の糖化を抑制する作用、そして、酸化したビタミンCは糖の代わりに自らがタンパク質と結合し、糖化を抑制してくれる作用があるのです。
また、糖化したお肌にオススメなのが、フラーレン。
フラーレンは抗酸化力に優れていて、なんとビタミンCの172倍。
さらに、AGEsの産出を抑制することも立証されています。
まとめ
〝肌焦げ〟…。いかがでしたか?
恐ろしいですよね。。
「最近、元気ない?」と聞かれることが多くなったら、それは【糖化】の始まりかも?
ちょっとした工夫で、糖化は防止&改善できます!
いつかやろう!じゃなくて〝今日〟から始めましょう。