身体は寒くないのに、あれ?なんだか顔だけ冷たい?!
これからの季節、それはツライですよね。。
しかも、『顔冷え』の人は、プラス5歳老けて見られているかも!
放置すると、どんどんひどくなる。
『顔冷え』になりやすい人ってどんな人?
寒いだけじゃない!顔冷の原因とは?
冷えは、内臓だけでなく肌にもダメージを与えます。
特に、常に外気でさらされている顔は、ダイレクトに気温の影響を受ける部位です。
そして、冷えた空気に長時間さらされることで、皮膚の真皮まで届いている毛細血管の血流が悪くなり、細く弱い毛細血管に十分な血液が流れない状態が続くとクモの巣のような『縮れ血管』や、毛細血管が衰え、血液が流れていない『ゴースト血管』も増え、コラーゲンやエラスチンを産み出す線維芽細胞(せんいがさいぼう)へ十分な酸素や栄養が届けられません。
すると、さらに〝顔冷え〟が進行してしまいます。
危険!顔冷えするとこんなことが…
乾燥して毛穴が目立つ…
体は洋服で覆ったり寒さ対策をしやすいですが、顔は常に露出した状態。
冷たい空気にさらされて冷えると血流が悪くなり、肌は栄養不足で新陳代謝が低下すると、ターンオーバーが乱れて乾燥しやすくなると言われています。
乾燥すると、毛穴が開いたり、目立ちやすくなってしまいます。
しっかり保湿しているのに、なんだか乾燥する!という方、顔のお肌を触ってみてください。
ひんやりと『顔冷え』状態になっているかもしれません。
顔がむくんで、大きく見えてしまう…
顔が冷えると血行やリンパの流れが悪くなり、老廃物が流れにくくなるのでむくみやすくなります。
これは、体が冷えると、脂肪をたくわえて温めようと働きかけるためです。
よって、顔が冷え性だと、むくみと脂肪で顔が大きくなってしまう可能性があると言えます。
プラス5歳老けて見えちゃう…
血行が悪いと顔がワントーン暗くなるので、疲れているように見えてしまいます。
また、寝不足でもないのに、顔が青白くて目の下にクマが取れないなんてことにも。
顔の冷え性はお疲れ顔にもなってしまうのです。
冷えやすい人の特徴とは?
男性よりも女性のほうが冷えを感じやすいとされている背景には、男女では体の造りが違うというところに原因があるのです。
一体どんな違いが女性の冷えを引き起こしているのでしょうか?
筋肉量が少なく、脂肪が多いから。
女性は男性と比べると「筋肉が少なく、脂肪が多い」という特徴があります。
筋肉は体を動かすというメインの役割以外にも、実は「体の熱を作りだす」というとても重要な役割も担っているのです。
私たちの体は筋肉が動くとそれに伴って熱が作られて温まるようになっていますが、筋肉が少ない女性の体は作られる熱も少ないので、温まりにくく冷えやすい体になってしまうのです。
ホルモンバランスの乱れから。
女性には月経や排卵などの周期があり、それに伴ってホルモンバランスは複雑に変化しています。
ホルモンバランスが乱れると自律神経の乱れにも繋がることがあるのです。
自律神経は循環器や消化器、呼吸器などの活動をコントロールしており、体内に血液を流したり胃や腸を動かしたりととても重要な役割を果たしています。
その自律神経が乱れることによって血行不良や臓器の不調を引き起こし、冷えを招くのです。
体内の熱が逃げやすいから。
「1日2リットルの水分を補給しましょう」という言葉を聞いたことがあると思いますが、これは汗をかいたり排尿したりして水分をちゃんと排出している場合のことです。
血流が悪くて体が冷えているため汗をかかず、水分が十分に排出されていない人は体に不要な水分がたまり、冷えやすくなってしまうのです。
慢性化してしまう前に!〝顔冷え性〟を改善する5つの方法
①体を芯から温める
顔の冷え性では全身を温めることも大切です。
出来るだけ、湯船に浸かるようにしましょう。
全身の血流が温まって体中を巡るので、手足だけでなく顔の冷え性の改善にもつながります。
また、入浴剤を使ったり、効果的な入浴法を試してみるのもおすすめです。
②外出時にはマスク着用+顔周辺も防寒する
冬の乾燥した冷たい外気というのも、顔の冷え性の大敵です。
冷気から顔を守るために、しっかり顔を覆えるマスクをつけましょう。
マスクは保湿もできるので、乾燥対策にもなります。
また、タートルネックを着たり、マフラーやスヌードで顔周辺もしっかり防寒しましょう。
③スキンケアは手を温めてから
スキンケアをする時の肌に触れる手の温度にも気を付ましょう。
冷えた手で化粧水をパッティングしたり、クリームを伸ばしたりしては、肌の温度を下げるだけでなく、スキンケアの浸透を悪くします。
手を揉んだり擦り合わせたり、暖房の前で温めたりして、ポカポカな手でお手入れをしましょう。
④温かいものを食べる
食事では冷たいもの避けて、体温以上のものを摂るのがベストです。
よく噛んで食べることも重要です。
また、食材に気をつける必要があります。
身体を温める食材として代表的なものは…
野菜類:ニンジン、カボチャ、玉ネギ、山芋など
肉・魚類:鶏肉、羊肉、鮭、鯖、タラ、ふぐなど
調味料・香辛料:味噌、ニンニク、コショウ、シナモンなど
豆類など:小豆、黒豆、納豆などがあります。
⑤マッサージや顔のエクササイズを行う
顔の筋肉が衰えることで、血行が悪くなる可能性があるので、日頃から、表情筋を鍛えておきましょう。
また、顔を触ってみたときに、ごりごりと硬さを感じませんか?
それは老廃物が溜まっているのかもしれません。
そのように感じたら、マッサージミルクやオイルなどを使って、優しくこりをほぐして老廃物を流しましょう。
老廃物は、耳の下から首筋を通り鎖骨に流すようにすると、スムーズに排出されてすっきりとします。
まとめ
寒い冬は、どうしても冷えてしまいますよね…。
しかし!だからと言ってあきらめてはいけません!
特にお肌の乾燥や冷えが気になる方は、体だけじゃなく、今年は顔のお肌も〝温活〟してみませんか?
しっかりと対策することで、小顔で若々しいお肌を取り戻せますよ!