色鮮やかな野菜といえば!『パプリカ』です。
最近では、知名度もぐんと上がってメジャーな野菜になっていますよね?
スーパーなどでも普通に手に入ります!
そんなパプリカ。
ピーマンの色違い?と思っている方も多いのではないでしょうか?
実は、パプリカには驚きの効果が沢山詰まっているんです!!
しかも、色によって栄養素が違うんだとか…
パプリカとは?
パプリカとは、ナス科、トウガラシ族の一種です。
形も味も、栄養素の構成もピーマンに似ているけれども、ピーマンに比べて肉厚で、辛味と苦味が少ないのが特徴です。
そして、ピーマンには無いビタミンPを含んでいます。
パプリカの生まれはハンガリーで、パプリカというのは、ハンガリー語なのだとか。
一般的なピーマンは成熟前に収穫するので「緑色」をしていますが、その時期で収穫せず熟させると、黄色やオレンジ、赤色へと変化していきます。
これを「カラーピーマン」と呼び、パプリカとは違うものです。
栄養価もピーマンよりもパプリカの方が高いと言われています。
色によって違う?パプリカの栄養素
【赤パプリカ】
甘さと少しの酸味があるのが、赤パプリカの特徴です。
赤い色のパプリカは他の色のパプリカにはないカプサイシンを含んでいます。
カプサイシンに含まれている色素がパプリカを赤くする主な要素となっています。
勿論、カプサイシンは植物を赤くする以外にも別の効果を持っています。
唐辛子に含まれている事でも有名なカプサイシンは、ビタミンAよりも強い抗酸化作用を持っていると言われています。
抗酸化作用には紫外線から肌を守り、シミ、シワにも効果を発揮します。
更に、カプサンチンは脂肪を燃焼させ、血流を良くして代謝をあげる効果があります。
そして、パプリカ自体が低カロリーということもあり、ダイエットにも向いている食材だといえるでしょう。
また、トマトで有名な成分である「リコピン」も含んでいることで知られています。
リコピンはガン予防や生活習慣病の予防に期待されている成分なのです。
【黄パプリカ】
スッキリとした味に、少しの「苦味」が黄パプリカの特徴です。
ビタミンCを豊富に含んでいるので、健康的な肌の維持にはとても効果的なパプリカと言えます。
加えて、黄色いパプリカには肌の健康と美白を維持する為のルテインという栄養も豊富に含まれています。
また、抗酸化作用も高く、目の疲労回復効果があり、スマホやパソコンから出るブルーライトから目を守る働きをするようです。
【オレンジパプリカ】
オレンジ色のパプリカは「とにかく甘い」のが特徴です。
ニンジンのように非常に明るいオレンジ色は、ニンジンと同じ「カロチン」に由来するものです。
オレンジのパプリカはビタミンCやビタミンE等の栄養素に加え、赤パプリカに含まれているカプサイシンも含んでいます。
つまり、オレンジ色のパプリカは、赤色パプリカと黄色パプリカの両方の栄養成分の効能があると言われています。
パプリカに含まれる嬉しい美容成分とは?
ビタミンc
- 美肌効果
- 肌荒れ防止
- シミやソバカスやシワの予防
- 抗酸化作用
ビタミンCは「抗酸化作用」が強く、体内の活性酸素(体のサビのようなもの)を取り除く働きがあります。
細胞を綺麗に整えてくれるので、お肌のシワやシミ・そばかすなどについても効果が期待できます。
アンチエイジングのためにも、パプリカの栄養「ビタミンC」を積極的に摂取していきましょう。
ビタミンE
- 美肌効果
- 抗酸化作用
- 血行をよくする
- コレステロールの酸化作用を防止
パプリカの栄養「ビタミンE」は、体内のコレステロールの酸化作用を防止することが出来ます。
LDL(悪玉)コレステロールは動脈硬化などの原因になりやすいので、普段からHDL(善玉)コレステロールとのバランスを保ちたいものです。
抗酸化作用も強いため、ビタミンCと同じく美容についても効果が見込めます。
β-カロテン
- 皮膚や目の角膜、毛髪などの健康維持
- 美肌効果
- 抗酸化作用
パプリカに含まれる「β-カロテン(ベータカロテン)」という栄養素もビタミンC同様、非常に優れたものです。
β-カロテンは体内で「ビタミンA」に変化します。
パプリカのβ-カロテン含有量は赤色・黄色ともに多く、赤色パプリカについては黄色パプリカの5倍程度含まれています。
カリウム
- 高血圧の防止
- むくみ解消
- 血行促進
- 冷え性の改善
- 神経細胞の健康保持
- 疲労回復
「カリウム」は、体内の塩分を調整する働きを持っているため、高血圧の防止に貢献してくれます。
また、女性に多いむくみの解消にもつながります。
その他にも女性に嬉しい効果が数多くあり、積極的に取り入れたい栄養素と言えます。
どのパプリカもビタミンCやビタミンEといった栄養が豊富に含まれているため、共通した栄養効果があります。パプリカ全色に共通する栄養効果は以下です。
- 美肌
- 老化防止
- 疲労回復
- 代謝促進
- 血液さらさら効果
栄養素を逃さない!パプリカの効果的な食べ方
パプリカは、油で加熱すると栄養の吸収率が上がります。
もちろん、手軽なのは生で食べるサラダですが、栄養価をアップさせるためには、炒めたり、味噌汁に入れるのがおススメです。
しかし、パプリカは加熱時間が長いと栄養価が落ちてしまうので、調理の際は注意が必要です。
火を通す場合は、時間をかけずさっと揚げたり炒めましょう。
また、煮込む場合は、栄養素が溶け出しても飲むことのできる、スープやシチューがおススメです。
ピクルスなどにしても気軽にたくさん食べられるので試してみてはいかがでしょうか?
まとめ
パプリカには美容成分が豊富で、その含有量は数ある野菜の中でもトップクラスです!
色によっても効果効能が違ってくるのも面白いですよね。
自分に足りない効果を選んで摂取できます。
また、パプリカはピーマンと比べて甘いので食べやすいので、家族でも気軽に食べられるので続けやすいのも嬉しいポイント!
普段の食事にパプリカを入れるだけで、食卓がぱあっと明るくなります!
ぜひ、パプリカをどんどん活用していきましょう!!