お鍋の季節の野菜といえば、『春菊』。
独特な味と香りで、苦手な方も多いかもしれませんね?
しかし、その苦味には高い美容成分がたっぷりなんです!
意外な春菊の美容効果とは?
春菊とは?
春菊の原産地は地中海沿岸で食材として食べられているのは東アジアにおいてのみです。
春菊は一年を通して栽培されていますが、旬は11月から3月で特に冬のお鍋の季節にに多く出回ります。
春菊は昔から、「食べる風邪薬」と言われ、昔から風邪の回復に効果があるとされてきました。
さらに「のぼせを鎮める」という作用も昔からあると言われ、人間の体によい効果をもたらすことが知られている食材です。
春菊の高い効果&効能とは?
【乾燥肌予防】
春菊に多く含まれるβ-カロテンは、体内で必要に応じてビタミンAに変換されます。
ビタミンAは、皮膚や粘膜の機能維持に欠かせない成分です。
不足すると粘膜が乾燥してかたくなり、傷つきやすくなるため、目や肌が潤いを失ってしまいます。
特にお肌の乾燥は様々なお肌トラブルにつながるので春菊で予防出来たら嬉しいですね。
免疫作用や全身の健康維持を保つうえでも、冬に意識してとりたい栄養素でもあります。
油と一緒にとると吸収率が上がるので、調理法を工夫してみましょう。
【アンチエイジング効果】
春菊は、抗酸化作用が高いビタミンA、ビタミンC、ビタミンEを含んでいます。
特にビタミンEは「若返りのビタミン」の別名をもつほど、全身の老化防止に有効だと考えられています。
また、これらのビタミンはシミやそばかすなどの予防、肌のトラブルを改善してくれます。
【免疫力アップ】
肌だけでなく、体の機能にも働きかけ、消火器系・呼吸器系の免疫力を助けてくます。
また、β-カロテンには優れた抗酸化作用があり、体内の活性酸素を除去してくれるので、アンチエイジング効果をもたらします。
春菊は、肌老化に効くだけでなく免疫力をUPさせ、風邪予防さらにはガン予防にも力を発揮します。
【血行促進で、ターンオーバーを整える】
冷えに悩んでいる女性には春菊を食べることをおススメします。
その理由は、春菊にはミネラルが多く含まれ、胃腸をあたためて働きを良くするので血液の巡りが良くなり冷えが改善される作用があるからです。
冷えが改善されると、血行が良くなり肌の代謝も改善されるので、肌のくすみがなくなり顔色が明るくなります。
春菊のあの香りにはこんな効果が?!
春菊の独特な香りはα-ビネンとベンツアルデイドという成分です。
この香り成分が実はとても美容と健康に効果的な役割を果たしてくれるのです。
この香り成分は自律神経に作用し、消化を促して便通を促す効果があり体の中をきれいにしてくれ、お肌の調子を整えてくれる作用があります。
また、ダイエットにも効果的ですね。
その他のも、昔から言われている咳を鎮め、のどの痛みを和らげる効果もあるので風邪をひいたときにもオススメの食材です。
美味しい春菊の見分け方
1. 色が濃く鮮やかで、葉先までシャキッと元気なもの
2. 茎は太すぎず、しっかりと張りがあり、下のほうにも葉がよくついているもの
春菊を美味しく保存する方法
1. 乾燥しないよう濡れた新聞紙などでくるんでビニールやポリの袋に入れる
2. 「立てて」冷蔵庫に入れておく
春菊はどう食べる?効果的な食べ方
①生でサラダ
春菊はアクが少ないので下処理なしでも食べられる野菜です。
そのため、葉の部分は生でも食べることができるのでサラダなどといった食べ方もいいでしょう。
また、春菊の葉の部分は加熱するほどに苦味が増してきてしまうので、春菊の苦味が苦手な方はサラダなどで生のまま食べる方がおすすめです。
②お鍋などの煮込み料理
春菊は一束で一日に必要な『β-カロテン』の摂取量をクリアしてくれます。
また、茹でることで『β-カロテン』の量が2倍になるので、鍋の具として食べるのがおすすめの食べ方です。
また、加熱することで春菊の葉は苦味が増すことを前述させていただきましたが、茎の部分は加熱しても苦味がないので鍋やおひたしなどといった加熱調理におすすめです。
③炒め料理
中国では炒め物にするのが定番とされている春菊。
そんな春菊に含まれている栄養素『β-カロテン』は、油と摂取することで吸収率がアップします。
なので、春菊を油で炒めてソテーにしたりするのがおすすめです。
加熱したことで食べる嵩も減るので生で食べるよりたくさん食べられる点でも春菊を炒め物にするのは良いでしょう。
理想の摂取量
春菊を2分の1束(約100g)食べるだけで、成人が1日に必要なビタミンAの摂取量を摂取できたり、茹でた春菊の『ビタミンk』は成人が1日に必要な摂取量の約3日分を摂取などと、2分の1束でもたくさんの栄養素をしっかりと摂取できますので、この程度の量を摂取していると様々な栄養素が体に送られ、理想量でしょう。
カロリーも低いですが、春菊に限らずどんな食材も食べ過ぎには注意です。
まとめ
好き嫌いが分かれてしまう野菜ですが、こんなにも高い栄養素が詰まっているとなると、見逃せませんよね?
驚きの春菊パワーでキレイになっちゃいましょう!!