どこのスーパーにもお家の冷蔵庫にも必ずと言っていいほどおいてある、常備野菜『にんじん』。
どんな料理にも使えて、必要不可欠な野菜の一つですよね。
さらに、美容効果が高い食材としても女性の綺麗のためには、なくてはならないものなのです!
庶民的な野菜の『にんじん』と美容?
いまいちピンときませんが、この効果は美容家たちも取り入れるほどのようなのです!!
にんじんの見方が変わるかもしれません!
にんじんに含まれる女性に嬉しい効果
にんじんは緑黄色野菜の王様と言われるほどに栄養成分が豊富な野菜で、代表的なβカロテンの他にもビタミン類やミネラル類がバランス良く含まれています。
- βカロテン
- ビタミンB群
- 鉄分
- カルシウム
- ビタミンA
- カリウム
- 食物繊維
- ポリフェノール
- 酵素(アスコルビナーゼ)
などが主な成分とされています。
肌の免疫力を高め、アンチエイジング効果!
にんじんのオレンジ色は「βカロテン」の色。
βカロテンは、体の中で必要に応じてビタミンAに変わり、粘膜や肌を強くしてくれる作用があるんです。
この働きによって強力な抗酸化作用が発揮されて活性酸素除去や抑制に役立ち、それによって皮膚や粘膜の組織を正常に保ち、結果的に美白・美肌作りと感染症の予防効果が期待でき、結果的にアンチエイジングにつながります。
ダメージを回復!美肌効果
βカロテンは他にも、ポリフェノールの仲間のクマリン、ビタミンC、Eなどの相乗効果で皮膚の免疫力をアップさせて新陳代謝を高めます。
紫外線のダメージを回復させて、シミの予防、肌荒れ予防、乾燥肌の予防、ニキビ予防にも効果があります。
腸を整えて、肌の代謝を高める!
にんじんには食物繊維も豊富です。
しかも、食物繊維の中でも水溶性食物繊維と不溶性食物繊維の両方が含まれていて、頑固な便秘解消と整腸作用が期待できます。
肌の状態は、腸の状態をそのまま反映すると言われています。
便秘などで腸に老廃物がたまると、肌代謝も悪くなり、くすみや吹き出物の原因になってしまいます。
つまり、にんじんの食物繊維はキレイな肌につながります。
幸せホルモンで美肌効果!
にんじんには「幸せホルモン」と言われるセロトニンもたっぷり含まれます。
セロトニンは女性ホルモンに働きかけ神経バランスを整えるため、肌の調子を整える効果があると言われているんです。
また、生理前に肌あれを起こす人や、イライラやだるさなどのPMS症状に悩まされがちな人はにんじんをたっぷり食べて、女性ホルモンを整えストレスからくるお肌トラブルを回避しましょう。
女性の大敵!冷え性・むくみ解消効果
カリウムを多く含み余分な水分や塩分を排出させる効果がある他に、血行促進効果のあるクマリンや造血に欠かせない鉄分なども含んでいるので、冷えの改善と冷えからくるむくみ解消に効果があります。
これらが改善されると肌のターンオーバーの正常化、内臓機能のアップが期待できます。
にんじんを買うときのポイント
どれも同じに見えるにんじんですが、実は選び方があるんです!
どうせ買うなら、おいしく栄養価の高いものが良いですよね。
次のようなポイントを気にしてみてみると、〝当たり〟のにんじんを買うことが出来ますよ。
にんじんを選ぶときにはこんなところに注目してみましょう。
- 全体的に赤みが濃いめのもの
- 皮が乾燥しきっていない滑らかなもの
- 茎の切り口の軸が小さい方が芯まで柔らかい
- 全体的に黒ずみがないもので、みずみずしいものが良い
食べるだけじゃない!『にんじんのお家でできる簡単パック』
バスタイムに使用すれば、垂れるのが気にならず、美肌効果も高まります。
にんじんヨーグルトパック
【作り方】
- 人参(小1本または中1/3くらい)をよく洗いましょう。
- 人参をすり下ろし、無糖ヨーグルト(大さじ1杯)と混ぜます。
【使い方】
1.洗顔料で、汚れや余計な脂分をしっかり洗い流します。朝にパックを行う場合、敏感肌の人は洗顔料は使わず、水かぬるま湯だけで洗う方がいいでしょう。
2.手作りパックを鼻の真ん中にのせ、外側に向かってのばしていきます。力を入れ過ぎて、肌をこすらないよう注意してください。
3.額やあご、鼻の下などもまんべんなく塗り、10分~15分ほどそのまま待ちましょう。
4.果物や野菜の塊がある場合は、最初にティッシュペーパーで、こすらないように拭います。次にたっぷりのぬるま湯で、しっかり洗い流します。
5.パックをすっかりオフしたら、清潔なタオルで、水分を軽く抑えるように拭き、その後は愛用の化粧水や乳液でケアしてください。
きゅうり・トマト・にんじんのサラダパック
【作り方】
- きゅうり(1/4本程度)、トマト(1/8個程度)、にんじん(1/8本程度)をミキサーで細かくします。
- オリーブオイルかココナッツオイルを小さじ1程度加えると、効果が高まります。
【使い方】
- 洗顔後、パックを塗り5~10分置きましょう。(パックの上からラップをのせるとさらに効果的)
- パック後は、最初にティッシュペーパーで、こすらないように拭き取ります。
- たっぷりのぬるま湯で、しっかり洗い流します。
- いつもどうりの、洗顔・スキンケアをします。
まとめ
毎日のように何気なく食べていた『にんじん』にこんな効果があったなんて!?
にんじんがちょっと苦手…という方もパックなら気にならないですよね!
美味しそうなニンジンでパックをするのは気が引けるので、古くなったニンジン、痛んだニンジンを使うといいかもしれません。
食べても、塗っても、継続していけばシミやそばかすの予防にもなりますし、デトックス効果も発揮されます。
毎日摂取が難しければ、ニンジンジュースなども活用して、自分のリズムでにんじんをもっと生活に取り入れていきましょう!