ゴマって香ばしい香りで、お料理のアクセントとして日本人にとって必要不可欠の食材ですよね!
そんなゴマは健康にもいいことは多くの人がご存知だと思います。
しかも、同時に美容にもかなり効果があるんです!!
あんな小さな一粒一粒にたくさんの嬉しい栄養素が詰まっているんですね。
そのゴマの美容効果と活用方法を見ていきましょう!
ゴマのタイプ別効果
ゴマは大きく分けると黒ゴマ、白ゴマ、金ゴマの3種類に分けられます。
それぞれどのような特徴があるのでしょうか?
・黒ゴマの効果と特性
黒ゴマの皮には、ポリフェノールの一種アントシアニンが含まれており、3種の中では鉄分やカルシウムの含有量も高いため、抗酸化作用を期待する場合、ミネラル補給源として摂取する場合に適していると言われています。
また、肝臓や腎臓の働きも促してくれます。
・白ゴマの効果と特性
黒ゴマと比べて脂質が多く含まれています。
セサミンの摂取に適しているとも言われ、ホルモンバランスを整えたいときや閉経後の骨粗鬆症予防には白ゴマの方が有効とする説もあるそうです。
呼吸器系や皮膚の保護にも良いとされています。
・金ゴマの効果と特性
黒ゴマ、白ゴマよりも脂質が多く含まれ、タンパク質やミネラルなどの含有量はほかの2つよりもやや劣りますが、香りやコクなど風味の面で優れており、ゴマ油の原料として利用されるのも主にこの種だそうです。
豆腐と一緒に食べることで、胃腸の働きを促したり、便通をスムーズにしてくれるとも言われています。
ゴマの美容効果
アンチエイジング効果
ごまにはアミノ酸、アントシアニンやゴマリグナン、ビタミンEなどの抗酸物質が含まれています。
ゴマリグナンとはセサミン、セサミノール、セサモリンなどの抗酸化物質のことをいいます。
肝臓まで効果をもたらす耐久性があるので肝機能低下を防ぐ働きをすることで、肝機能を高め、美肌や疲労回復、免疫力アップに効果的です。
また、セサミンは年を重ねると減少する女性ホルモンと似た働きをします。
黒ゴマの場合は、ポリフェノール類が含まれていますから、相乗してより高い抗酸化作用の発揮が期待されています。
ダイエット効果
身体の細胞には脂肪の脂質を分解する働きのある物質があります。
セサミンはその物質を活性化させ脂質の代謝を高めるということがわかっています。
また、ゴマリグナンには肝臓で脂肪の燃焼を手助けする働きがあります。
美髪効果
ゴマに含まれる、ビタミンEは末梢の血行をよくする働きがあるので髪の毛に栄養が行き渡るようになります。
その結果、抜け毛や白髪予防、髪のツヤにもつながります。
美肌効果
セサミンは女性ホルモンのエストロゲン様作用があると言われており、角質層の水分保持に関わるセラミドの増加、コラーゲンの生成促進作用があると言われています。
そのためゴマを摂取することでエストロゲンの働きをサポートし、肌の潤いを高める効果が期待されています。
またセサミンは抗酸化物質なので、肌細胞の酸化を抑えるとともに、メラニン色素生成を抑制し、美白へと導いてくれるとも言われています。
さらに、オレイン酸も肌を柔らかくして、乾燥や小じわを予防する働きが期待できるそうです。
腸の働きの活性化効果
ゴマは、全体の約1割、100gあたり10.8gが食物繊維だそうです。
さらに、食物繊維以外に、腸内で潤滑油として便の移動や排泄をスムーズにする働きを持つオレイン酸も含んでいます。
身体の中に不要物をため込まず、キレイを保つことでお肌の調子も良くなってきます。
ゴマの目安量
1日に摂りたいごまの目安は10g~20gとされています。
練りごまならこれの半量でOKです。
ごま10gで、1日に必要な所要量の20%のカルシウムがとれます。
これは牛乳のコップ1/2杯ほどに匹敵するほどで、ごまをお料理に活用して、カルシウム摂取量アップを目指しましょう。
また、様々な健康効果の期待されるセサミンは1日で体外に排出されてしまうため、毎日継続して摂ることが重要です。
人気!手作りゴマパックでお手軽ケア
ゴマは「身体に良い」と食材としてとても人気がありますが、直接肌に付けると保湿効果がとても高く、美白効果もあります。
スクラブとしても使えて、肌の古い角質や汚れをすっきり取り除いてくれます。
保湿成分が高いのでシミ・シワにとても効果があり、エイジングケアにも期待できます。
【作り方】
- ゴマ(大さじ1/2杯)をすり潰す。(ペーストのものでもOK)
- ゴマとヨーグルト(大さじ1杯)とはちみつ(小さじ1杯)を混ぜる。(好みの固さに調整したい時は小麦粉を加える。)
- 顔全体に塗る。(肌の上を優しくなぞってスクラブとして使用してもOK)
- 10分程経ったら洗い流す。
ゴマとはちみつ、そしてヨーグルトを混ぜ合わせたものを肌につけることによって、乳酸菌やビタミンがたっぷりと吸収されます。
どれも保湿効果に優れていますし、ゴマの美白効果と血行促進効果で、肌がきめ細かくなってくるはずです。
ごまと相性最高の食材
①大豆
ごまと大豆、どちらもたんぱく質が豊富な食材ですが、含んでいる必須アミノ酸が違うため、ごま製品と大豆製品を一緒に摂ると、それぞれの不足分を補い合えるというメリットがあります。
豆腐の入った味噌汁にすりごまを加えたり、豚汁にごま油をたらしたりするだけで効果は倍増します。
②緑黄色野菜
栄養価の高いごまですが、脂質が多い一方でビタミンCは含まれていません。
そこでごまと緑黄色野菜を一緒に食べると、ビタミンCを補いつつ脂溶性ビタミンの吸収を助けてくれる嬉しい効果があらわれます。
ほうれん草のごま和えやナムルにはたっぷりのごまを振ると効果的です。
③乳製品
ごま特有の香ばしい風味は、乳製品とも相性バツグンです。
やわらかくしたバターにすりごまを混ぜて使うと、油分同士なので馴染みがよく、動物性脂肪の摂取を減らすことができます。
香ばしさを出したいときはすりごまを、クリーミーな食感を出したいときは練りごまを組み合わせてみるのもOKです。
④炭水化物
ごま塩で握ったおにぎり、ごまをふったお赤飯、そうめんやうどんの薬味としても大活躍。
炭水化物はごまにとって最高のパートナーです。
米や小麦粉は精製度が高いほどに栄養素も失われてしまいますが、ごまを加えることでビタミン類を補えるというメリットがあるのです。
まとめ
味もおいしく手軽に取り入れられる『ゴマ』。
これだけ美容面にも健康面にも効果があると、なんにでもゴマをかけちゃいたくなりますよね!
いつもの生活にプラスして毎日積極的に取り入れていきましょう!!