鼻水に目のかゆみ、くしゃみなど花粉症の辛ーい症状は数々あります。
その中にもあまり知られていませんが、『肌荒れ』というものがあるのです!
なんだか、花粉の季節に肌が赤らんだり、かゆくなったりすることありませんか?
実はその症状、花粉症からくるものかもしれません!!
花粉症と肌トラブルの関係性はどのようなものなのでしょうか?
花粉と肌トラブルの関係性とは?
花粉による肌トラブルは、肌のバリア機能が低下し、花粉の刺激を受けてしまうことにより起こります。
症状には個人差がありますが、ガサガサした肌荒れ状態が続いたり、かゆみや赤みなどの症状が出たりと様々です。
花粉皮膚炎とは?
花粉が肌に付着することで起きるアレルギー反応で、“花粉皮膚炎”と呼ばれています。
花粉が皮膚に触れると、乾燥やほのかな赤み、チリチリとくすぐったいようなかゆみが皮膚に現れます。
主にまぶたの上や頬骨、あごや首などの露出が多い部分に症状が出る傾向があります。
具体的な症状
- かゆくなる
- 乾燥しカサつく
- ヒリヒリする
- 赤くなる
- 湿疹が出る
- 皮がむける
- 腫れぼったい
などがあります。
当てはまる方は、花粉症皮膚炎の可能性があります。
花粉皮膚炎の予防方法
花粉をシャットダウンする
最も重要なことは、花粉を肌に触れさせないことです。
外出から帰宅したら肌に付いた花粉を洗い流したり、外出中もできるだけ花粉が肌に触れないようにメガネやマスクで肌を覆うと効果的です。
また、見逃しがちなのが髪の毛です。
花粉が付いた髪の毛が顔にかかって肌荒れの原因になるので、まとめ髪にしたり帽子を被ったりするようにしましょう。
イオンの力により花粉を寄せつけないミストが出る花粉ブロックスプレーもおすすめです。
家の中にも花粉を入れない
衣類についた花粉は家の中へ持ち込まない習慣をつけることも大切です。
粘着ローラーや洋服ブラシを使用すると、花粉を効率的に払うことができます。
洋服は、凹凸の少ないデザインのものやツルツルした素材のものがオススメ。
また、静電気が発生すると花粉を寄せつけてしまいやすいので、静電気が起きにくい素材を選ぶようにしましょう。
静電気が起こりにくい...ポリエステル・ナイロン・革製品
静電気防止スプレーをかけておくことも、より花粉を寄せつけづらくするのに効果的です。
また、肌に触れる衣類・タオル・布団などは花粉が多く飛ぶ時期は、出来るだけ外干しを控えるようにしましょう。
たんぱく質、アミノ酸などの栄養素を積極的にとる
栄養不足は肌のバリア機能を衰えさせ、花粉による肌荒れを引き起こしやすくします。
皮膚の元となるたんぱく質や、皮膚の保湿に欠かせないアミノ酸などを積極的に摂取することがおすすめです。
また、肌荒れを改善させてくれる食べ物として
- ビタミンA....緑黄色野菜・レバー・うなぎ など
- ビタミンB群...豚肉・にんにく・青魚・海藻類・バナナ など
- ビタミンC....レモン・いちご・キウイ など
- ビタミンE....ナッツ類・アボカド など
があげられます。
過度な摩擦は避ける
鼻水が止まらないとティッシュで何度も鼻をかむ、目のかゆみに耐えられず、知らず知らずの間にまぶたや目の周囲をこすってしまう。
これによって、鼻の周りが乾燥し、ガサガサになってしまいます。
また、目のまわりは特に皮膚がうすく、もともとバリア機能が低いという特徴があります。
そこへ目をこすることでさらにバリア機能が破たんしてしまうと、花粉がより侵入しやすくなって、かゆみが増強するなんていう悪循環につながる可能性があります。
症状が出たときのスキンケアの方法とは?
花粉皮膚炎の症状が出ている肌は、バリア機能が低下し、外からの刺激を受けやすい状態にあります。
安定した肌に比べると、角層の水分量や油分のバランスが乱れやすく、ちょっとした刺激にも反応する敏感肌の状態になり、かぶれや痒み、ひりひり感といった肌トラブルを引き起こしてしまいます。
花粉を落とそうと思って肌を擦ったりゴシゴシ洗ったりするのは絶対にNGです。
肌がデリケートになっている時は、低刺激の洗顔料・クレンジングを使って余分な皮脂や汚れをやさしく洗い流しましょう。
肌にとって、必要な保湿成分まで失われないようぬるめのお湯を使い、十分泡立てて洗顔して、洗顔後は、乾燥を防ぐため、すみやかに保湿をしましょう。
まとめ
花粉症、本当につらい季節ですよね。。
最近では、優れた花粉症対策のアイテムや薬も数多く発売されています。
しかし、花粉症対策は花粉が本格的に飛び始めてからでは遅いのです!
実は、スギ花粉は飛散開始を認められる前から少しずつ飛び始めるということがわかっています。
花粉症は花粉が体内に多く入るほど症状が重くなるので、早めの対策をして少しでも症状を軽くできるようにしましょう。
また、花粉皮膚炎の予防策も普段から取り入れられるものばかりなので、地道にケアを続けることをおススメします!