ひざやおしりなど、気づいたらニキビのような赤いできものがあったことありませんか?
その原因は【毛嚢炎】かもしれません!
触れたら痛いんですよね。。
いざ出来てしまった後でもちゃんとケアすることで治りも早く、出来にくくなります!
毛嚢炎とは?
難しい漢字ですが、毛嚢(もうのう)とは、毛穴の奥で毛の毛根を包んでいるものです。
この毛嚢が表皮ブドウ球菌や黄色ブドウ球菌が毛穴に感染することで炎症を起こしてしまうと毛嚢炎となるのです。
毛嚢炎の症状
・赤い腫れ、数日後に白い膿が中心に見えてくる
・近くに複数個できることもある
・悪化すると痛みを生じる
最初は赤みをおびるだけなのですが、
炎症が強くなっていくにつれて痛みが生じ、
毛嚢の中に膿が発生していきます。
毛嚢炎の原因とは?
①ムダ毛処理
毛嚢炎は、傷ついた皮膚に菌が感染することで発症します。
女性の場合はムダ毛の脱毛によって皮膚が弱り、そこへ黄色ブドウ球菌や表皮ブドウ球菌が入り込んで毛嚢炎を発症することがあります。
カミソリ・シェーバー・毛抜き・脱毛ワックスなどによる自己処理でも、サロンやクリニックでも脱毛施術でも、発症の可能性はあります。
②湿度が高く、不衛生になりがち
汗をかいたあともそのままにしていたり、肌が蒸れていたりする状態を長く放置していると、毛嚢炎を発症しやすくなります。
肌が長時間湿った状態ではバリア機能が低下し、ブドウ球菌に感染しやすくなるのです。
とくに女性の場合、生理中のデリケートゾーンは蒸れやすいですよね。
毛嚢炎を防ぐためにも、こまめにナプキンや下着を取り替えるなどのケアが必要です。
また、汚れた衣類や寝具を使い続けていることも、毛嚢炎の発生につながります。
定期的に清潔なものに取り替えて、毛嚢炎になりにくい環境を保ちましょう。
③免疫力の低下
ブドウ球菌などの常在菌は普通なら悪影響を及ぼしませんが、免疫力が低下している時は菌に負けてしまうことがあります。
普段から十分な睡眠、バランスのとれた食事をすることで、免疫力を保つことは非常に重要です。
毛嚢炎のケア方法
毛嚢炎は軽度であれば放っておいても自然に治りますから、心配いりません。
赤みが少なく、痛みやかゆみもあまり気にならないようであれば、そのままにして様子をみていても大丈夫でしょう。
早ければ数日、長くても1週間程度で治ってしまいます。
・薬を塗る
特にオロナインには殺菌消毒作用があるのでブドウ球菌に直接効きます。
軽度の毛嚢炎ならすぐに効果が見られると思います。
・抗生物質を摂る
症状がひどくなってしまったら、皮膚科に行って抗生物質を貰い、内服しましょう。
内服と同時に塗り薬を塗ると治りがよりよくなります。
他にも以下のことに普段から気をつけると毛嚢炎はできにくくなります!
- シャワーなどこまめに入って清潔を保つ
- シャンプーやリンス、せっけんなどしっかりと洗い残す
- 皮膚の表面を強くこすらない
- 皮膚に刺激を与えないため、紫外線対策もしておく
- 乾燥させない
- 生活習慣の改善
- 通気性がある服を着る
まとめ
毛嚢炎は見た目はニキビに似ていますが、原因はニキビのアクネ菌とは全く違う、ブドウ球菌からなるものです。
ムダ毛処理などの肌への刺激や生活習慣の乱れが原因なので、普段からできにくい体作りを目指しましょう!