鏡を見たときに、「あれ?こんなところにホクロなんてあったかな?」
と想うときありませんか?
そもそもホクロってなんで増えるんでしょうか。
ホクロとは?
医学的な専門用語でほくろを「色素性母斑(しきそせいぼはん)」あるいは「母斑細胞母斑(ぼはん)」と呼びます。
その実態は、母斑細胞というメラニン色素を持つ細胞が増殖することによってできる良性の皮膚病変です。
つまり、ほとんどのほくろは医学的に治療しなくても、何の問題もありません。
しかし中には、良性のほくろに見えても、皮膚がんの一種である、「悪性黒色腫」であるという場合もあります。
これはメラニン色素を含む細胞メラノサイトが悪性化して腫瘍になったもので、「メラノーマ」とも呼ばれます。
この悪性黒色腫は非常に悪性度の高い腫瘍で、発生すると進行が早いので注意が必要です。
悪性ホクロを見分ける方法
- 盛り上がって表面がただれている
- 短期間で急に大きくなる(6mm以上)
- 形がいびつ
- 色が均一でなく、濃淡がある
- 左右非対称
- 痛みや痒みがある
- 出血がある
- 足の裏や爪にある
このような症状が見られたら、皮膚科に相談しましょう。
ホクロが顔にできる原因
・紫外線
ほくろができる1番の原因は、やはり紫外線です。
紫外線を浴びると、肌に刺激が伝わりメラノサイトが活発に働くことで、メラニン色素が作られます。
メラニン色素は、外部の刺激から肌を守るため多少は必要なのですが、これが出来過ぎてしまうと上手に体外に排出されず、ほくろとして残ってしまいます。
紫外線を浴びすぎるのはほくろが増えるだけでなく、女性の大敵であるシミにも繋がるため避けなくてはいけません。
・生活習慣の乱れ
ほくろができる主な原因は紫外線といわれていますが、それ以外にも原因はあります。
女性の場合、ホルモンバランスが乱れ、メラノサイトが活性化してほくろやシミが増えてしまうことがあります。
20代や30代の女性で急に顔のほくろが増加した場合には、ホルモンバランスが崩れていることを疑ってみると良いでしょう。
また妊娠中は女性ホルモンが急激に少なくなるため、ほくろが生成されやすい環境になります。加齢やストレスもメラノサイトを活性化させてしまう原因の一つです。
ホクロを増やさない・大きくしない対策とは?
・紫外線対策
やはりほくろができる1番の原因である、紫外線を予防することが1番大事です。
- 日焼け止めをこまめに塗る
- 帽子をかぶる
- 日傘を使う
こういった簡単な予防法を、日常的に行うだけで紫外線を予防することができます。
そして、意外に紫外線ケアを忘れている場所があります。それが目です。
実は、目からも紫外線を吸収し、メラノサイトが活性化するというデータがあります。
目を守るためには、UVカット効果のあるメガネやサングラスが最適です。
・刺激を与えない
ほくろは刺激を与えてしまうことによっても大きくなるようです。
ほくろを触ってしまったりすると、この刺激はほくろを作るメラノサイトが活発に働いてしまう原因となり、ほくろが大きくなると言われています。
そのため、ほくろは必要以上に触らないなどに気をつけて、刺激を与えないようにしましょう。
また、顔にあるほくろはスキンケアの際にどうしても刺激となってしまいます。
そのため、メイクをする時や洗顔時などにも擦りすぎず、丁寧にお肌を扱いましょう。
・生活習慣を整える
肌の新陳代謝を促す為にも、規則正しい生活をするようにしましょう。
睡眠時間をしっかり確保し、バランスの取れた食事をするように気を付けてください。
そうすることで、ホルモンバランスの乱れを整えられて、肌のターンオーバーを正常化してくれます。
・体を温める
できてしまったほくろを大きくしないためには、新陳代謝を高めることも大切な要素です。
運動や入浴は、血液の循環を良くして新陳代謝を高めて、肌の再生力であるターンオーバーという力を促してくれる働きがあるようです。
また、新陳代謝を高めることによって、ほくろとして肌表面に出てきているメラニン色素を排出してほくろがそれ以上大きくならないことを予防したり、ほくろを薄くすることにも効果が期待できるようです。
まとめ
ホクロが出来てしまうのはしょうがないこと。。
とあきらめてしまっていませんか?
紫外線や生活習慣を見直すことで、ホクロを増やさず、今あるホクロも薄くなるかもしれません!