頭皮の毛穴は普段見えないところにあることから、顔の毛穴より気になりませんが、
実は、普段のお手入れの方法だけでは、頭皮の汚れは落ち切れていないことが多いのです!
頭をかいたときに爪に白い粒がついてきたり、抜け毛の毛根に白い塊がついていた場合は、頭皮の毛穴に角栓が詰まっていることが多いそうです!
今回は頭皮の角栓の正しいお手入れ方法をご紹介していきます。
頭皮の角栓とは?
頭皮の角栓の正体も、皮脂や古くなった皮膚(角質)が混ざり合って固まったものだと考えられています。
皮脂が多く出ていたり、肌リズムが乱れたりすると角栓ができやすくなるようです。
また、頭皮の毛穴に角栓が詰まりやすい人は、皮脂量が多く、髪の毛がべとつきやすい傾向があります。
頭皮の角栓がもたらす影響
角栓を放置すると、髪の生える道を歪めてしまい、髪にうねりやクセが出たり、髪が細くなってしまう可能性があります!
また、頭皮に皮脂がたくさんある状態だと、皮脂をエサとする雑菌が増えてしまうなど、頭からイヤなニオイが出る原因になることもあるそうです。
また、角栓が出来ることによって毛穴に詰まり、毛根を塞いでしまうため、毛根が圧迫され、髪の毛が育ちにくい環境になってしまいます。
角栓が薄毛の直接的な原因となるわけではありませんが、古い皮脂や角栓が毛穴に詰まっているという不潔な頭皮環境は、育毛や発毛に悪影響を与えます。
角栓対策の正しいシャンプーの方法
①髪の毛を洗う前に、ブラシでといて汚れを落としておく
整髪料などで固まった髪の毛をほぐし、髪表面の汚れを落としておきます。そうすると、次の行程で髪の根元にしっかりとお湯が届くようになります!
また、洗髪の際に髪同士が絡みにくくなるので、髪を傷みにくくすることが期待できると言われています。
②シャンプー前にシャワーでしっかり汚れを落とす
お湯で頭皮を温め、皮脂汚れや整髪料を洗い流します。
シャンプーをする前に、まずは数分かけて予洗いしておきます。
しっかりと予洗いをしておくと、水だけで落とせる汚れを流すことができ、いつもと同量のシャンプーをしても、泡立ちが変わってきます。
頭皮を温めることをおろそかにすると、いくらシャンプーをしても毛穴の奥の皮脂が溶けず、頭皮を清潔に保つことはできません!
③シャンプーは少量を泡立てて使う
シャンプーを大量に使うと、頭皮の汚れは一時的に落とせたように感じますが、シャンプーの量が多すぎると強すぎる洗浄で皮脂を落とすと、頭皮が乾燥するため、それを補うためにより多くの皮脂が分泌されるようになります。
そうすると皮脂の過剰分泌はさらに悪化することになるため、せっかく丁寧にシャンプーしても結果が出せません!
シャンプーは髪に直接つけるのではなく、手にシャンプーと少量の水を取って混ぜ合わせ、泡状にしてから頭皮にのせるようにしましょう。
細かく泡立てれば、泡が毛穴の皮脂汚れを浮かせてくれますので、綺麗に洗い流すことができます!
④指の腹で優しく揉みだすように洗う
シャンプーの泡を頭の上にのせたら、指の腹を使って優しく髪と頭皮を洗いましょう。
角栓を少しでも洗い流したいからといって、ゴシゴシと洗って力強く擦ったり爪をたてたりしてしまうと、頭皮が傷ついてしまう可能性があるので避けましょう!
洗う時は、頭を両手で掴むようにして、頭皮の毛穴から汚れや不要な皮脂を揉み出すようなイメージで、少しずつ手を動かしていきます。
しかし、角栓が気になるからといって長時間洗うことは避けましょう。
⑤しっかりとゆすいでシャンプーをキレイに洗い流す
シャンプー後は、シャンプーや不要な皮脂が頭皮に残らないように、しっかりとゆすぎましょう。
シャンプーなどが頭皮に残ってしまうと、それらも角栓のように頭皮に詰まってしまう場合があります。
少なくとも数分間はシャワーでしっかり流すようにしましょう!
頭皮の角栓と生活習慣の関係性
皮脂の過剰分泌やフケが出たりする症状は、男性ホルモンの影響です。糖分・脂肪分を摂り過ぎると体の中のコレステロールが増え、コレステロールを原料とする男性ホルモンも増加します。また、ストレスも男性ホルモンの産生を増やしてしまう要因です。
まとめ
見落としてしまいがちな頭皮の毛穴汚れ。
そのまま放置してしまうと、どんどん溜まっていってしまうので、出来るだけ早い対応が必要です!
毎日のシャンプーにひと手間加えるだけで、頭皮の毛穴汚れは改善されていきます。
頭皮も顔のお肌同様、丁寧に優しく扱ってあげましょう。
それと同時に、生活習慣も見直し、悩みのない地肌を目指しましょう!